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島本和彦先生はやはり神だと思った一ヶ月程前の話 [日記]

今月はマジ金ないので、電車賃すら惜しい。
よって、ガンダムエースが買いに行けない。あの手の本を近所で買える勇気もない。
つまり島本Gガンが読めない!哀しい。

最近、島本和彦先生の「アオイホノオ」を買った。
島本先生の自伝的な作品で80'sの空気そのものが舞台。どうしてもオタクカルチャー
前面押し出しになって、それが素敵すぎる程に痛々しい。
一巻には庵野秀明氏との対談が収録。

…なんだこの十数年経っても未だ塞がりきらない青春の傷口(傷痕に非ズ)を
こじあけて塩すりこんだ上ドライバーブチ込んでかき回す様な残虐な漫画は!?
恐ろしい…こんなマゾ向けの作品を、Sの私が何故か4巻まで一気に買って
しまって…この後の事が気になって仕方ない…

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漫画家をめざす大学生・焔 燃(ほのお・もゆる)。かと言って、夢の実現の為に
特に動く訳でもない、そんなよくいる大学生。
チョーシこいてんだけど本当は自分に実力がない事も、現実は厳しいという事も
とうに気付いてて、でもその現実から目をそむける為に、自分を慰めて自分の妄想を
肯定する為に次から次へと繰り出される超理論。
しかし、その防壁を次々とブチ砕き、その都度焔を絶望へと叩き落す現実。
着々とハイレベルな作品を生み出すガイ●ックス組は、焔の事など眼中にもない。
その庵野秀明氏の影に怯える焔。
延々くりかえされる迷走。
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隅から隅まで青春の本音が詰まってて、なんかこれだけで足腰立たなくなりそう。
こんな話、島本先生でなければ絶対ここまで読ませられない。読んでてただ辛い
だけの鬱作品になるに決まってる。現実なんてものを再現したらどうしてもそうなる。
それに、焔が島本先生の分身ならば、焔には漫画家デビューという結末が絶対
待っている筈なので(炎尾 燃と同一人物かは明言されてないんだっけ?)
その意味では安心して読めますな。

そうそう。一応言っておくと、帯であだち充先生や高橋留美子先生が激怒したとか
あだち先生は〇〇〇の描き方を知らないとか書かれてますが、

釣りです。

…まあ、一応ね。
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2010-09-27池田盛り ブログトップ

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